【こどもと家族とグッドデザイン】GOOD DESIGN Marunouchiにこども見守りGPSが展示されています！

「こどもと家族とグッドデザイン」をテーマにした企画展が、東京・丸の内のGOOD DESIGN Marunouchiで開催されています。こども見守りGPS・BoTトークをはじめ、近年のグッドデザイン賞受賞デザインから、こどもや家族、学校や学びに関するアイテムまで、紹介されているプロダクトは約40点にのぼります。会期は9月3日（火）から15日（日）まで。秋口のお散歩やお出かけに、ぜひ足を運んでみてください。

GOOD DESIGN Marunouchiって？

グッドデザイン賞を主催する公益財団法人日本デザイン振興会が、デザインと人、デザインと社会をつなぐ目的で2015年から運営している「GOOD DESIGN Marunouchi」。企画展をはじめ、デザイナーやアーティストを招いてのトークイベントやワークショップなどを定期的に開催しており、夏休みなどの長期休暇には、お子さん向けのワークショップも実施しています。

「丸の内といえばビジネス街というイメージが強く、デザインに直接関わる仕事をしていたり、日常的にふれている方は少ないように思います。ファッションや料理は好きだけれど、”デザイン”と言われるとよくわからない、と感じる方も多いのではないでしょうか。だからこそ、デザインに気軽にふれたり感じたりできるスペースを運営することで、デザインについて考えるきっかけを提供できれば、という思いでこの場を運営しています」

こう話してくれたのは、公益財団法人日本デザイン振興会の川口さん。2005年に日本デザイン振興会に入職し、現在はグッドデザイン賞の運営や、GOOD DESIGN Marunouchiの企画などを手掛けています。

「デザインというと敷居を高く感じてしまう方もいらっしゃるかと思いますが、ここは誰でも気軽に入れる場所にできればと思い、営業中は常にドアを開けています。私たちも色々な視点や切り口をもって面白い展示を企画していますので、なんだかよくわからないなと感じても、まずは気軽に入っていただけたら嬉しいです」

こどもと家族とグッドデザインとは

 

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そんなGOOD DESIGN Marunouchiにて2024年9月3日（火）から15日（日）まで開催されているのが、「こどもと家族とグッドデザイン」という企画展示です。近年のグッドデザイン賞受賞デザインのなかから、こどもや家族、学校や学びに関連するグッドデザイン約40点が紹介されています。

ランドセルや鉛筆など、こどものための学習用品や生活用品をはじめ、遊びながら学べるゲームや家族みんなで使えるプロダクトなど、個性あふれるアイテムが揃います。

この企画の意図を川口さんにお伺いしました。

「グッドデザイン賞の受賞作品をみていくと、時代の変化によって、デザイナーが注目している領域や傾向も変わっていることがわかります。近年では環境や地域という切り口が増えてきており、そのなかでも特にこどもに対するデザインが目立ってきている。そこで私自身も“こどもにとって良いデザインとはなんだろう”と疑問を持ったことが、今回の展示につながりました。幼少期にどのようなものに囲まれて育ったかによって、その後の人生もきっと大きく変わってきます。だからこそ、今の時代、どのようなものがこどもの身の回りにあるのかを、デザインの視点から考えてみることにしました」

こどもの見守りGPSも展示中

川口さん自身が、「こどもとデザイン」というテーマに関心を抱いたことがきっかけで生まれたこの展示。そのなかで、こどもの見守りGPS・BoTトークも展示品のひとつとして紹介されています。川口さんはBoTトークの印象や魅力をこう語ります。

「最初に感じたのは、とにかくシンプルで、形がきれいだということ。それは、機能面についても同じことが言えます。こどもの見守りアイテムとなると、様々な機能を複雑に追加することも可能ですが、BoTトークはそうではなく、こどもや家族にとっての使いやすさを考え抜き、本当に必要な機能だけをシンプルなデザインにまとめています。その点で、デザイナーの力量を感じました。インターフェースも驚くほどシンプルですし、電池が長持ちするので、毎日充電しなくてよい点も魅力です。“痒いところに手が届く”アイテムだと思います」

会場ではBoTトーク以外にも、ものとしての美しさのみではなく、人、社会そして未来を豊かにする「グッド」なデザインがほどこされたプロダクトの数々にふれることができます。

川口さんはこの展示を企画して、少しづつ「こどもとデザイン」というテーマの輪郭が見えてきたと最後に笑顔で話してくれました。

「今回の企画を準備し、開催したことで、デザインは時代とともに変わり、その時々にデザイナーが最善を尽くしていることがわかりました。“こどもだからこういうデザイン”でいいだろう、という考えは全くなく、これからますます変化する社会や環境で育つこどもに対して何ができるのかを真剣に考え、その想いを製品やプロジェクトに込めている。そして何より、皆さんがそのプロセスを楽しんでいる気配を感じることができました。私自身もその様子にふれることができ、とても楽しいです」

展示中のプロダクトは、GOOD DESIGN Marunouchiの公式HPからもご確認いただけます。ぜひみなさんもこの機会に東京・丸の内に足を運んで、「こどもと家族のグッドなデザイン」にふれてみてください。